犬の飼い方を考える最初のステップとなるのが、犬を迎えるための準備を整えることです。初心者の場合、用意するべきものがわからなくても、必要になってから購入したらいいと考える場合も多く見られます。しかし初めての環境にやってきた犬が不安になることがないように、犬が過ごしやすい環境は飼う前に整えておくようにしましょう。まず飼う前に用意しておきたいのが、ケージもしくはサークル、そして犬用の食器やトイレなどです。
子犬から飼い始める場合には、成長を見越して少し大きめのサイズのケージもしくはサークルを用意することが大切です。 犬の飼い方で初心者が失敗しやすいポイントの1つが、家にやってきた犬をたくさん構ってしまうことです。家族の一員になったのだからたくさんかわいがってあげたいと考える方もいるでしょう。しかし慣れない環境に独りぼっちでやってきた犬は、不安な状態です。初めて会う人たちにたくさん構われるとストレスで体調を崩してしまう可能性もあります。
犬が環境に慣れるまでは、過度に構わずケージ内の寝床などで落ち着いて休ませてあげるようにしましょう。 犬の飼い方で確認しておくべき点の1つが、しつけは何から始めたらいいのかという点です。しつけで特に大切なのがトイレを覚えさせることです。特に室内で飼う犬の場合、トイレトレーニングをしっかりとしないと、絨毯の上やバスマットの上など、おしっこをしてほしくない場所でトイレを済ませる習慣がついてしまう可能性もあります。しつけはお互いの信頼関係を築くためにも大切なことなので、トイレトレーニング以外にもしつけはしっかりと行うようにしましょう。
また犬を飼うのが初心者の方の中には、おやつやごはんを与えすぎてしまう方も多くいます。犬が好きなおやつを与えすぎていると、栄養バランスが崩れて体調を崩す、わがままを言って好きなおやつしか食べなくなるケースも見られます。おやつをねだる姿がかわいいと思っても、犬の健康を守るためにおやつの与えすぎには注意しましょう。