猫の飼い方で必ず押さえておきたいことは、エサの種類やあげ方などの基礎知識です。猫のエサと言っても様々な種類があり、必要に応じて使い分けることが求められます。猫のエサには総合栄養食やおやつ、療法食などがあります。総合栄養食は猫にとって必要とする栄養素が全て揃っていて、水と一緒に与えることで健康維持をすることが可能だと言われているものです。
1日に必要な栄養がバランス良く含まれているものなので、パッケージなどに指示されている量を与えるようにしましょう。足りなかったりあげすぎてしまうと1日の栄養バランスが乱れてしまうので、注意します。おやつは猫にとっては嗜好品のようなものなので、与え過ぎると栄養バランスを崩したり肥満に繋がったりします。おやつと普段のエサの量を調整して、カロリーに気を付けながらあげることが重要です。療法食は病気を持っている猫のための食事で、病気の種類によって使われている食材やカロリーが調整されています。
猫はこまめにエサを食べる習性があるので、1日に4回から6回に分けるようにします。一度に消化することが出来る量も限られているので、少量を数回に分けて与えるように心掛けましょう。また空腹を感じるとイライラしてしまうこともあるので、あまり時間をあけないようにすることもポイントです。外出していて定期的にエサを与えられないときには自動でエサが出てくる装置を使って、決められた時間にエサやりが出来るようにします。これなら誰も家に居なくても、きちんと決めた回数のエサやりが出来るのです。
病気でもないのにエサをあまり食べてくれない、エサに興味がなくなったように感じるときにはひと工夫加えましょう。いつものドライフードは猫用のミルクでふやかして食べやすくしたり、お湯で潰していつもと違う食感にしたりします。それでもエサを食べてくれないときには思い切って違う種類のキャットフードに切り替えて、エサに興味が出るようにしてあげます。食いつきが良くなったらそのキャットフードを毎食与えるようにして、食欲が自然と戻るようにしてあげることも大切です。